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【10年で多くは挫折する…】絵描きはいかに続けていか問いかけたほうがいい【行く先はどこもイバラの道です】

こんにちは、絵描きのイチノセダイチ(ichinose_daichi_paint)です。

作家活動続けていくのって大変ですか?
どれくらいの割合の人が続けられますか?

統計データではいですが、見聞きしたはなしと周囲の感触からどれくらいの人が活動を続けられるか?

ここ数年実際に活動してきて、どんなことに意識を向けたらいいか
これから動いていく人に向けて書きます。


統計で芸術家がどれくらいいるか?は下記の記事でもみています。
>>画家は食えないと言われる、実際に活動してみて考えること

1:年々続ける人は減っていく。

毎年、美術系のコースがある大学をでた10人に1人が、作家志望として卒業するようです。実際僕のいた大学もそんな具合でした。


そこから先はある人は「100人いれば5年で10人になり、さらに5年たてばさらに半分になる」と言い、
あるところでは10年で多くはみな挫折すると書かれていました。



なかなか渋い話で心がさっそく折れそうですが、実際そうなんでしょう。

周囲も大学をでたあと描かなくなった人が大半のようですし、社会に馴染んでいった人が9割だと感じます(悪いことではない、むしろ尊敬する。けどどこか寂しいですね。)

2:続けていくことがいかに大変か


5年で9割の人がやめてさらに5年でまた半分になる。
実際の統計ではないとしても言葉だけで続けていくことがいかに大変か、


一般の(作らない)方から「大変でしょう。」と言われるのも
普段なら「どうでしょうか」と言ってみせますが、これを言われると納得してしまいます。


実際大学をでてどこにも属さず野良でいるので、正直に言えば暗中模索を続けるなか、暗い部屋のコンクリートの壁をスプーンで延々と削って外まで掘り進めているような日々です。


なので作家としてやっていきたいと思っても、途中で挫折していく気持ちは痛いほどわかります。

ほんとにイバラがそこかしこにあります。

3:どこで引っかかるかはわからない


とはいえ、先ほどの年々やめる人がいるという話も、とても前向きに捉えれば続けてさえいれば同世代は減っていくので、粘ればチャンスがくるともとれる。


実際に、70を超えてからやっと売れはじめる…という人もききますし、40こえて作家活動をはじめた方も実際に目にしています。


若くして売れる人、ある程度歳を経てから認知される人、死ぬ間際に美術館で個展をする人。いつどのタイミングでチャンスに引っかかるかはわかりません。


作り続けて、どこかに見せて、また作って
待っているだけではなかなか難しいですが、こちらから動くこともできるので


動いて、タイミングがくれば乗っかっての繰り返しなんでしょう。

4:どうしたいか問いかける


作家自身がどういう方向にいきたいのか
漠然とでももっていないと、乗っかれるものも乗っかれないようで、


挫折せず続けるにはどうやったら手が動くか、
どういうスタイルで生き延びていくか、


何が好きでなにに興味があり、
どの方向に向かっていきたいのか、

ということは問うていったほうがいいんだと思います。


また、日常の延長から作品が生まれるのか、
破天荒や非日常の末に生まれるものなのか、

も、優先順位を何に置くかに影響してきます。

5:これといった正解はない



いい裏技はないのか?とか思うのですが、
作家それぞれの動き方やスタンスは多種多様、選択肢も増え続ける中でこれ!といった正解はないのが実際のところです。


それぞれがスタイルやテンポにあわせて続けていける環境に少しずつでも向かっていくのが一番です。


向かっていけるように、何が優先順位が高くてどういう環境にいたら手は進んで、何に興味があって好きなのか焦らず見つめることが良いと思います。

6:これから作家活動していく人へ


作家活動は周囲の反発や、いく道が見えなかったり制作が思うように進まなかったり思ったようにいかないことに多く出くわします。


大きなコネやすでに知名度があれば関係ないかもしれませんが、野良で動いていくなら外に出れば必ず当たります。


それでも制作して作品を届けていけば、同じように動いている作家や、共感して応援してくれる人に出会えますし、1年に数人の出会いでも大きな支えになります。


このブログも少しの支えになれば、数年前何も知らずに動きはじめた僕のように迷う人に届けば嬉しいです。



これまで3年ではありますが自身に問いかけて、ゆるく生きるを理想に据えて、動くときは動きいてきました。


制作を続けて、海外のアートフェアへの参加や個展の開催も徐々に増えてきました。これからどうなっていくのかが楽しみですし生き延びてみせます。


>>画家として生きるために、いま無力な絵描きに伝えたいこと【まとめ記事】