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【画家になりたい人へ】これまでで参考になった書籍まとめ【本】

こんにちは、絵描きのイチノセダイチ(ichinose_daichi_paint)です。


「画家になりたいけど何かオススメの本はないの?」
「このサイトの人がどんな本読んでるか気になる。」



こういった疑問に答えるために
現在3年ほど活動していて参考になった本をまとめておきます。

「画家になりたい」に関連して
活動のうえで読んで良かった他のジャンルに関しても置いておきます。
ジャンルの偏りはご了承くださいね。

>>絵描きが本を読むことのメリット

1:アート

アーティストになる基礎知識


日本で唯一の現代美術雑誌「美術手帖」が特集していたものを別冊にしたものですね。

公募展やレジデンスなど発表から
アトリエに関してなど
基礎的な知識が掲載されています。

大学のころに制作をしながらこの特集をながめていました。
ほんとうに何もわからん!という人は読んでみていい内容です。

現代アーティスト事典クーンズ、ハースト、村上隆まで──1980年代以降のアート入門


こちらも美術手帖が出している現代アーティストに関してまとめた本ですね。
現代アートの海外アーティストがメインです。

どんな人がいるのかまずは知りたいという人はざっくり見るのにオススメです。

芸術起業論


現代アーティストで日本トップを走り続けている村上隆氏の著書です。
この本も学生の時に読んで、当時は「何を言ってるんだろう?」状態でしたが
今になると「せやな」となる。

とても要約すると本人の若手時代からアメリカに渡ってからの流れと、
ひたすらに作品を作れという内容。

画家になりたいと思った最初と、
その後めげそうになった時に読みたい一冊。

美術の物語

現代アートまでにはいろいろな作品や作家がいた。
そんな美術史の世界をやわらかい言葉で書いてくれるのが、この「美術の物語」


美術史というと断片的にはしっていても地続きで知ることがあんまりなかったりする。
現代にまでつながる、古代の洞窟壁画からはじまる、エジプトギリシャ…と連綿と繋がってきた物語を体感するならこの一冊がオススメ。

これ一冊あれば美術史がザクっとわかると思えば手元に置いておきたい。
とはいえ、この本それなりのお値段と700ページという分厚さがあるので、サラッとみるなら図書館などで。

コンテンポラリーアート虎の巻

コンテンポラリーアート=現代アートなんですが、この本は京都造形大学(京都芸術大学)の教授、後藤茂雄氏が書いた、現代アートってなんなのか?その思考法についての虎の巻。

京都造形大学は学生を作家として育てる方針で有名で、造形作家の名和晃平氏などを排出している。


ある程度興味が湧いてきたあとに読みたい本。

2:アート実技書


ここでは制作に関する実技書を三冊取り上げる。
油絵によっているので、油で制作していきたい人には参考になる本です。

実技は独学でします!という人はここはスキップしてくださいね。

絵画制作入門


東京藝術大学の油画技法材料研究室(その名の通り技法や材料に関しての研究室)が編集した実技書。

絵画の基本となる要素などを教えてくれる。

序盤は理論的な部分を、
中盤は下地やキャンバスのつくりかた、
後半は実際の制作手順なども掲載していて

図版も多いので制作の助けになる。

が、完全初心者に向いているというよりは
少し絵に慣れてきて、もっとしっかり制作していきたい。

というときに読みながらすすめたい内容。

絵画組成


こちらは武蔵野美術大学の油画科の講義が詰まった一冊。
上の絵画制作入門の油画技法材料研究室と同様に、素材にフォーカスして解説された内容。

こちらの方は写実系の作家(小尾修や塩谷亮)の図版などが載っているので
そちらを目指している人には参考になる中身。

絵具の科学


実技とも違うけれど、絵を描くときに絵具自体を知りたくなった時に読んでおきたい本。

「絵具は乾かないといけない」「絵具は素材にくっつかないといけない」など言われてみれば!という気づきが多いので興味がある人は読んでみて。

3:文章


活動をはじめてみると思ったより文や言葉を書くという場面にあたる。

作品についてのコメントだったり、活動についてだったり、応募用紙だったり
今もこうしてブログを書いたりしている。

なので、文章に関しても一冊だけ置いておくことにする。
〇〇に適した文……など色々ありますが、まずは一冊。

文章読本


明治末期- の日本の小説家 谷崎潤一郎の、文章を書くにあたっての心得を記した「文章読本」

50年近く前の本だけど、わかりやすい文章で書かれていて今でも変わらず読めるのが素晴らしい。

4:デザイン


デザインに関しても、文章と同じくDMをつくったり、グッズを展開したり、サイトを作ったりとなると気づいたら触れている分野なので、2つだけ置いておきます。

デザイナーの方や仲間に頼めるならその方がいいんだけど、
自分でやるっきゃない!という人は読んでください。

ちなみに一瀬はDMなどを自作するときはIllustratorとPhotoshopを使ってますよ。

なるほどデザイン


ある程度触れるようになったけど、いまいちわからない。
という部分が読んでみて少しずつわかる内容。

いちから教えてほしい!というよりは、少しつくれるようになってから見たい。

けっきょくよはく


要素を大きくしがち、詰めすぎでよくわからなくなった時に持っておきたい。
余白(空白の部分)って大事だよと図版で教えてくれる本。

5:その他の本


ここまでは活動に実際に使う場面が多い

アート
文章
デザイン


の3つをあげてきましたが、
ここからはその他の考えに影響を受けたものや雑多なものを紹介。

興味のある方は続きをどうぞ。

6:考え

モバイルボヘミアン


「旅するように働き、生きるには」という副題が絵を描いて生きるのにリンクしているなと感じて定期的に読み返している本。

生活を小さくすることなどはこの本からの影響が大きい。

AI時代の生存戦略


メディアアーティストの落合陽一による書籍。
AIがすごい強くなってくるけどこれからどうする?という内容の本。

AI時代に生き残るならこういうことしておきたいよねと34のリストにして提示してくれる。


なかでも「別に誰にも制約されていないけど、気づいたらやってしまうこと。」が趣味であり、そういう趣味が仕事になったらいいよね。という部分に共感を覚える。

今君に伝えたいお金の話


絵を売ることに躊躇する人は一度読んでみてほしい本。
そもそもお金ってなんだっけ?とか、なんで世の中のものは全部値段ついてるんだ?と考えるきっかけになります。

お金が絡むと最初はビクッとするけど、絵でやっていくならどうしても向かうものなので。読んでおいて損はない。

7:いざという時のため


「画家といっても、いつ何があるかわからないからな!」
とよくわからない意気込みがあるので、

ダンボールハウスについて気にしたり、家を小さくするのは?とかアウトドアに関心をもったり、実際部屋でも寝袋で寝たりしています。

身軽になることを考えるなら読んでみてもいい3冊。

ゼロから始める都市型狩猟採集生活


いのっちの電話や独立国家で知られる坂口恭平の
いわゆるホームレスといわれる人がどうやって暮らしているのかを

都市型の狩猟採集だととらえて描いた書籍。
これを読んでから、家具家電がほんとうに必要なのか?とか色々と考えるきっかけになった。

スモールハウス


文字通り小さな3坪の家を持ったひとたちを紹介する書籍。
アメリカで大きな家から離れたいというムーブメントが少し前にあったようだ。

大きな家がいいという固定観念を外れるとここまで小さくなるのかと。
絵を描くとどうしても荷物が増えがちなので本当に必要な物ってなんだろうと考えさせられる一冊。

ぼくの道具


登山家で写真家の石川直樹のザックやストーブなどのもろもろの道具を紹介した一冊。

「この道具があれば極地でもしばらく過ごすことができるんだ!
ということはこのくらいあれば、リュックひとつで大体行けるんだな。」
と知ることができた。

実際これ以降、大体リュックひとつと+の画材をつめた袋で滞在制作なども行うようになった。

8:ビジネス・自己啓発系


自己啓発とかビジネス本は心が弱った時に自信をつけるのには、割とオススメです。
といいつつも毎週毎週新しい本がでるのでそんなに読む必要はないかも。
古典とか仏教について読んだ方が有意義になりそうです。

最新技術やIT関係はつどつどですね。

自己啓発読みたい人はだいたいこの2つでまかなえます。
いちおう置いておきますね。

新世界


キングコング西野亮廣の本ですね。
なんでもお金・広告・ファンが鍵だよと教えてくれます。

活動しはじめたときは西野が絵本という近いエリアのことなので、
ヤバい!と思った時に読んで支えになっていました。

7つの習慣


人格が成長すれば人生は大丈夫だ!そのためには今から教える7つの習慣をしましょう!
著者がこれまでの自己啓発本って結局これに集約されるんじゃないの?と書いたという内容。


ざっくりした内容がしりたい人はYouTubeなどで要約が置いていたりするので、
調べてから買ってみるのがいいですね。

以上が活動の参考にしつつ読んだ書籍でした。
他にも諸々読んだりしていますが、汎用的なのをこんかいはご紹介しました。

また読んでいいものがあったら追加していきますね。