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油絵で使った筆ってどうやって洗うの?道具と洗い方

こんにちは、絵描きの一瀬大智(@daichiichinose1)です

油絵をはじめて使うんだけど
筆の洗い方がわからない!

油絵を描いたあとの筆のお手入れって初めてだとどうしたらいいかわからないですよね。

筆はデリケートで適切な洗い方をしないとすぐボサボサになったりガチガチに固まってしまいます。



いつも使いやすい状態にできるように洗うための道具と洗い方を見ていきましょう。

筆は水では洗えない!


油絵具の筆は水でそのまま洗うことはできません。
使った筆やペインティングナイフを洗うのにはかならずブラシクリーナー(油絵具の洗浄液)を用意しましょう。

ブラシクリーナーには大きく分けて2種類
石油系のものと水性のものがあります。

ブラシクリーナーをつかうタイミング

石油系は制作中・制作後の使用。
水性のものは制作後、その日の作業が完全に終わってからになります。

水性ブラシクリーナー

油性ブラシクリーナー

洗うときに用意する道具

・ブラシクリーナー
・筆洗器
・ウエス(ボロ布)や新聞紙などのいらない紙や布(トイレットペーパーなどでも)
・仕上げ洗い用の石鹸(固形のものが洗いやすい)

ブラシクリーナー

筆を洗う時につかう洗剤です
油性のものや水性のものがあります。

水性が扱いやすく、洗った後べたつかないので楽チンです。

筆洗器

中に筆用の洗剤をいれて洗う容器です。
大中小いろいろなサイズがあるので、お好みでどうぞ

あるとフタもできて便利ですが
ないときは陶器のお皿なんかに直接洗剤をいれて代用してました。

ウエス(ボロ布)

絵具を拭ったり、洗剤をしぼったりするのに使うウエス
雑巾や着ていない服、トイレットペーパーなどでもOK

石鹸(せっけん)

洗剤で洗った後の仕上げ洗いに使用します。
どこでも手に入るので牛乳石鹸を使っています。

筆の洗い方

①筆の絵具をおおまかにとる

はじめに筆に残っている油絵具を、用意した布や紙でふきとります。

そのままブラシクリーナーにつけてしまうと、すぐにブラシクリーナーが汚れてしまって買い換えるスピードが早くなってしまいます。

拭き取るのにトイレットペーパーなども便利
なるべく拭き取っておくと後がラク

②筆洗器を使って筆を洗う

筆洗器にブラシクリーナーを入れ筆を洗っていきます。

ブラシクリーナーは筆洗器のなかに入っている穴の空いた仕切りの上までたっぷり入れます。

筆の穂先全体をしっかりブラシクリーナーにつけて仕切りをなでるように絵具を落としていきます。

勢いよくゴシゴシこすると筆が痛んでしまうので注意ですよ。

筆洗器の上についている棒で液を落として布や紙で筆を絞ります。
何度か上記の流れを繰り返します。


筆洗器がないときは陶器の器などで代用もOK

③石鹸で洗う

筆洗器で洗って汚れがでなくなったら石鹸で洗っていきます。


石鹸の上をなでるようにグルグルと筆先につけます。

つけたら、手のひらでくるくると円を描くようにあわ立ててよく揉みます。

揉んだあとは、ぬるま湯で洗い流します。
水でも大丈夫ですが洗うのに時間がかかりますよ。

洗い終えたら布などで水分をよく拭き取って筆の形を整えて乾かします。


クリーナーで洗うだけでは完全に絵具は落ちません。

なので石鹸を使って筆に残った油分を洗い流すのです。

リンスを勧めているばあいもありますが、
筆が痛むようなので一瀬はつかいません。

筆を洗う手順まとめ

⑴筆の絵の具を新聞紙などで拭き取る
⑵筆洗液で筆を洗う
⑶石鹸で洗い流す

初心者セットについているボトルはそのまま洗える!

油絵具の初心者セットには100ml程度のボトルに入ったブラシクリーナーがついています。

このボトルは直に筆を入れてボトルの股の部分を使って洗います。

野外でのスケッチや携帯に便利なボトルです。

洗う手順は筆洗器のときとかわりありません。


ミニボトルがあれば筆洗器がいりません。

さいごに

こんかいは油絵具の筆の洗い方についてみてきました。

洗うときに使う道具

油絵具は水では流せないので専用のブラシクリーナー(洗浄液)が必要
そのほかに
・いらない布や紙
・筆洗器
・石鹸



洗う手順は

・筆を布や紙でふきとる
・筆洗器で洗う
・石鹸を含ませてぬるま湯で流す



油絵の筆はケアをしっかり行えば何年も使うことができます。
日々のお手入れをマスターして愛用の筆を長くつかってくださいね。