こんにちは、絵描きのイチノセダイチです。
「就職せずに作家志望として活動していこうと思っています。
生活や制作のことが不安です。」
大学卒業間近の僕は漠然と不安を抱えていました。
これから1人で絵描きを目指していく人は同じような不安を抱えていると思います。
作家志望の多くが戦うことになる
「食う」ことと「世に出すこと」の2つについてお伝えします。
これから先が不安だという方は最後までお付き合いください。
目次
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生きていくのに2つが主な問題

作家志望の絵描きが寄る辺なく学校を出たあとに、
直面していくことは細かいことはいろいろありますが、主に2つだと思います。
「食う=生活していくこと」
「世に出すこと」
①食う=生活していくこと

食う=生活していくこと。
言い換えると主にはお金を稼ぐことと同義になります。
お金を稼ぐことだけを見すぎると、時間を失うことが多いです。
バイトなどに精を出して生活費を稼ぐが時間がなくなって
もともとしたかったことが手につかなくなる。
どうしても生活にかかるお金が膨らむと、比例して稼ぐ時間も長くなっていく。
>>画家の副業に多いのは?主な3つと、これからはじめるポイント【自身の取り組みもあわせて】
「食う」を意識しすぎない

この点を解消するには、
生活にかかるお金自体を少なくすることと
バイト以外の方法を見つける、又はバイトを少なくすること
最低限で生活が保てるような環境に移っていくと、
「食う」を意識しすぎることなく生活できるようになるんではないでしょうか。
和歌山の山中にはニートが集まる学校跡のシェアハウスがあります。
「山奥ニート」と名乗るそこの住人は月額2万円で家賃、光熱費、食費が賄っているそう。
ここまで極端ではなくても、なるべく何もしていなくても維持できる状態にもっていけますよね。
また、時間の拘束がネックであれば今のバイトから変えてみたり、バイト以外の方法を探すのも1つだと思います。
>>最低限の生活で絵描きを生きる
②世に出すこと

世に出していくことが、何にするにしても意識していくことになる。
コンペにしろ個展にしろSNSでも、やっていることは世の中に出しいること。
誰に見せるか、そのあとにどう広がるか?が違うようなもの。
絵は世に出した作品が、いかに売れる場所に届くか、
これが難しく到達できる人数が少ないから、「食えない」と言われる。
出していかないと誰も見ない

もし、ただただ家にこもって誰にも見せずに
描いているのであればそれだけでは広がらないです。
「描いていることを続けることが僕の画家像なんです」
というのであればそれは止めないけど。
今後バイトをしながら描いていくことを続けるなら、世に出していかないのは
後々しんどくなってくるだろうし、消耗戦。
バイトをやめれば立ち行かなくなってしまう。
まずはSNSでも世に出してみることが第一歩です。
2つのバランス

「食う=生活していくこと」
「世に出すこと」
作家志望で活動しはじめたけど、筆を折ってしまうのは二つのバランスが崩れてしまっての
「食うことができない」や、「外に出て行けなかった」が
多くの理由なんだろうなと想像できます。
なるべく二つのバランスをみながら、
土台を安定させつつ世に出すことを積み上げていく。
就職を選ばなかった作家志望は2つのバランスと戦うことになっていくのは、
よほどすでに協力者がいたり、裕福で無い限りは、覚悟しておいたほうがいいです。
>>画家として生きるために、いま無力な絵描きに伝えたいこと【まとめ記事】