こんにちは、絵描きのイチノセダイチ(ichinose_daichi_paint)です。
「これから画家になりたいと思っています。でも実績がなにもありません。
そんな僕はどうしていったらいいでしょうか。」
誰もが最初に思い悩むことを改めて考えてみます。
これまでの従来の王道と言われるやり方と、
これからできる2つのことをお伝えします。
無名からのスタートでどうしたらいいかわからない絵描き志望は
最後までお付き合いください。
目次
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1:これまでは王道があった

絵描きの道の王道。
バブル前後からしばらくは、絵描きの活動の仕方といえば誰もが通るような、王道といわれる動きがありました。
現在もすくなからずの人が目指し、
美大でも大概はこう言われるであろう。
王道と言われる道のりをまずはお伝えします。
前提として作品の力を高めていくことは忘れずに。
①ステータスをつける

ステータス、箔をつける行動をまずはしていく。
日本は多くの人が「絵はわからない」といいます。
日常的に親しんでこなかったこともあり、
絵を買うとなっても評価軸がわからない人がほとんどです。
なのでステータス(評価、信用)があることで
「それほどいい絵なんだ」
と感じるので販売に至ることがあります。
販売の可能性を増やすために従来では
説得材料を獲得するための行動をまずはおこします。
②信用をえるためのコンペ・団体公募展

どうしていくかと、コンペや団体公募展に出すこと。
賞やコネをつくることで「誰かが認めている」というステータスがつきます。
見知らぬ人からすると、ただの一般人の絵よりも「誰かが認めている絵」は信用があり、わかりやすいので手に取りやすいわけです。
コンペでは大賞となると略歴などに書きやすく、今後の活動もしやすく、
公募団体展では「〇〇会に所属している」ということがステータスであったり「あの先生に師事しています」が一部の関係者には影響を与えるでしょう。
かといって全員がこの道に進んでいるかというとそうでもなく、
独自で動く絵描きもいますし、
団体公募展も近年は若者離れもあり斜陽に入っていて、
40代以下の作家は無所属も増えています。
インターネットやIT業界の発展や2020年はコロナの影響もあって
こうした従来の動き以外でも、活路を見出していく必要があります。
2:ステータスがない無名の絵描きには何ができるか

ステータスが現在ない無名の絵描きができることは何か
糸井重里さんの10年ほど前の書籍「インターネット的」のなかに
インターネット的 糸井重里
「絵や作家で、可能性はあるのにステータスがない人が、売れる場所が少なくなっている。インターネットならそんな場所がつくれる。」
という旨が書かれていました。
しかし、書籍が書かれて10年以上たち、
インターネットが発展して、発表できる場所は増えてきていても
絵は、まだまだステータス重視で、場所も十分ではないと個人的には感じています。
>>画家として生きるために、いま無力な絵描きに伝えたいこと【まとめ記事】
3:現在ステータスがない人ができることは主に2つだと思う

まだまだステータス重視のなかで、どう動いていけるかは主に2つが考えられます。
・従来の方法とインターネット上の発信でステータス積み上げる
・自分で場をつくる
①従来の方法とインターネット上の発信でステータス積み上げる

これは従来の方法、コンペや団体公募展、
それ以外のリアルでの活動とインターネット上の発信で
ステータスを積み上げていく方法ですね。
これはすでに多くの絵描きが実践しようとしていることだと。
小さな実績をためて、編集して、積み上げるように見せていって、
実績をまとめて残していきます。
賞に限らず、SNSなどに〇〇を毎日している。△△をした。など他者が興味をもてるものをあげていく。
それもあとあと編集してステータスに変えることができるでしょう。
見せる人によっては実績になるはずです。
ホームページでも旧来の「略歴があって、どこで賞をとった」もいいのですが、
現在にあった見せ方に編集して、
みせれる状態にもっていけるかが重要になっているように感じます。
②自分で場をつくる

先ほどのやり方は主に自分が所有していない
「どこかで」ステータスをつくることが主でした。
もう1つは、自分で場をもつこと。
フリーマーケットやお祭り、お店を自分でひらくように、
人が来るような場所をつくって、そこで発表をしたりもできます。
これはリアル、インターネットに限らず。
リアルであればオープンスペースやオルタナティブスペース として運営や、イベントをしてもいいですし、
インターネットであればこのブログのように記事を書いて見てもらって、
さらに興味がある人に絵を見てもらうような仕組みをつくることも一つです。
またはSNSなどで興味を持ってくれる人を増やしながら、ファンコミュニティをつくるのも1つでしょう。
3:2つ以外にもまだあるはず。

コンペと団体公募展
・従来の方法とインターネット上の発信でステータス積み上げる
・自分で場をつくる
以上がこれまでの王道の動きと
僕が現在考えている、ステータスの無い絵描きでもできること2つでした。
絵描きや画家というと、これまでは、絵で「食う」ことを主に線引きされていました。
しかし、リアルやインターネットなど多くの発信手段があるなかで、
これからは従来の絵描きの動きに捕らわれすぎずに、
あまり絵で「食う」に執着しすぎずに
柔軟に動いていくことが必要じゃ無いかなと個人的には感じています。
もちろん「食う」を1つ目標において置くのはいいと思いますが、
その目標とあわせて、複数の活動の柱をもつ。
絵を続けていくなら柱を太くして、折れなくしておくことも1つかもしれません。
ステータスで言えば、これから動いていくのであれば、
一番初期投資が少なくてすむのはインターネット経由からステータスを積むことかなと思います。