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絵の具の種類って何があるの?主な絵の具一覧


小学校のころに使った水彩絵具や
ゴッホやピカソが使った油絵具

一口に絵具といっても多くの絵具があります。

絵の具って種類が多くてなにがなんだか…
今使っているもの以外も知りたいな

そんなあなたにオススメの記事です。

どんな種類があるのか
あなたの絵を描く時のヒントになれば幸いです。

絵具は大きくわけて2つの性質がある


水性の絵具油性の絵具

があります。

ざっくりイメージ
水性の絵具 → 水と混ぜて使う
油性の絵具 → 油と混ぜて使う



2つの性質の絵具は混ぜることができないものが多いので注意ですよ。

げんざい画材として使われるものを順番に紹介していきますね。

分け方や分類に関しては特徴や材料を目安に分類しています。
その点ご了承くださいね。

▼大きなサイズの絵の具が欲しい方は参考に▼

水性の絵具


水性の性質をもった絵具のなかでも材料によって名称や特徴がかわってきます。
主な水性の絵具はしたのような種類があります。

・水彩絵具
 -透明水彩
 -ガッシュ
 -ポスターカラー

・アクリル絵の具
 -アクリル絵の具
 -アクリルガッシュ

・日本画絵具

・テンペラ絵具

水彩絵具

透明水彩、ガッシュ、ポスターカラーなどの水を使ってとく絵具を総称して水彩絵具と呼んでいます。

アラビアゴムが主にのり材として使われていて、描いたあとも水で溶かすことができます。

水彩絵具は主に3種類にわけられます。

透明水彩
ガッシュ
ポスターカラー

透明水彩

透明感と、にじみ・ぼかしが美しい絵具


紙の白を活かして透明な層を重ねるように描いていく絵具。

透明セロファンの意識で色を重ねていくと触りやすい。

水で溶かして使え、手入れもしやすいので初心者でもとっつきやすいが、

紙の影響をうけやすく、水彩紙の特徴をつかむことも重要。

▼絵具に表記されている記号が気になるあなたはこちらもどうぞ▼

ガッシュ

マットでベタ塗りに向く、デザインに使いやすい絵具


不透明水彩ともいわれる絵の具。
不透明に書き重ねていったり、マットでべタッと塗ることが得意です。

現在はアクリルガッシュという絵の具のほうが主流です。
アクリルガッシュに関しては後にでてくるのでこのまま下へ

▼アクリル絵の具と水彩絵の具の違いが気になるあなたはこちらも▼

ポスターカラー

ポスターやアニメに使われている、ガッシュに近い絵具


ガッシュのように不透明でマットな絵具。

小学校や学校の授業で使った人も多い絵の具ですね。
安価な材料を使っているため比較的安いです。

名称のとおりポスターやアニメーションなど大量に絵具を使うことを考えられてつくられた絵具です。

印刷物などに向けてつくられたため、耐久性や光に対しての強さは他の絵具より弱く

作品を長持ちさせることには向きません。

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アクリル系絵具


水彩系絵具のつぎにポピュラーなのがアクリル絵具です。

一口にアクリル絵具とはいいますが

アクリルだけで多様な種類が市販されています。

大きく分けて2種類

アクリル絵の具
アクリルガッシュ

アクリル絵具

水を多くすると透明水彩のように、水を少なくすると油絵のようにできるハイブリッド


水彩絵具のように水で溶いてつかいますが、乾燥すると耐水性になります。

薄めると透明水彩に近い状態で、厚くぬると油絵具のような質感を出すことができる絵具。

各メーカーから豊富なメディウムがでているので

自分好みに調整しながら描くことで、多様な表現が可能です。

▼アクリル絵具のパレットに関してはこちらを参考▼

アクリルガッシュ

マットでベタ塗りに向く、乾くと耐水性
イラストやデザインに使いやすい


水彩絵具で紹介したガッシュと近い性質で
耐水性のものがアクリルガッシュ。

イラストを描く方や画学生はこの絵具を使うことが多い印象。

アクリル絵具はツヤがありますがガッシュはマットな質感で
ベタッと均一に塗ることができます。

日本画絵具

ざらざらとした質感とパステル調の色味が美しい絵具


マットで独特の質感が得られる絵具で色の鮮やかさはとても魅力的。
画材屋でもあまり多く取り扱っていなかったり。

普通の画材屋になければ、日本画用画材店を探してみてください。

岩絵具・水干絵具といわれる顔料の塊をすりつぶして、膠(ゼラチン)水と混ぜることで使うことができます。

テンペラ絵具

卵+色の粉でつくる
油絵以前の主流絵具


主に卵と顔料を混ぜて作った絵具をさします。

市販はしておらず、使いたい場合は自分で作る必要があるので初心者には向きません。

乾きが早く耐水性、細かい線を重ねていく技法(ハッチング)で描いていくことが多い。

西洋では油絵具が主流になる前はテンペラ絵具が主流だったので
美術館の古い名画をみればテンペラが多く使われています。

油と水を混ぜるものもあれば、油絵につかう油と混ぜたテンペラもあります。
日本でテンペラというと油と混ぜたものを主にさしています。

性質はアクリル絵具と似たものがあるので初心者の方はアクリル絵具から入ることをオススメします。

油性の絵具


油性の絵具は、絵具の材料が油性のものをしたものです。
水性のものと違い油でといていく、乾きが遅いなどの特徴があります。

主な油性の絵具を2種類ご紹介します。

油絵具
アルキド樹脂絵具

油絵具

油絵の名画多数、質感と透明感が美しい絵具


油と顔料を混ぜることでつくられた絵具。

西洋では1500年ごろから広く使われるようになり、

ダヴィンチやゴッホ、ピカソなど多くの名画といわれるものが油絵を使って描かれている。

いまでもその魅力は衰えず多くの使用者、愛好家がいます。

独特の粘りや重厚感、高級感のあるツヤ感が特徴です。

油絵というとゴッホのモリッとした表現がイメージですが、
陶器のようになめらかでツヤのある画面にすることもできます。

水彩絵の具と違い、油で絵具を溶くのですが、刺激臭が強いものがあり苦手という方もいます。

アルキド樹脂絵具

油絵具の性質なのに水で溶かせる、
家庭で油絵したいとき扱いやすい絵具


近年になって登場した絵具。
油絵具の性質を持ちながら水で溶かせる絵具。

クサカベのアキーラや、ホルベインのデュオが市販されています。

油絵の独特のにおいがなかったり、水でとかせたりと

油絵具を苦手としていた人も使いやすくなった絵具。

固まり方がそれぞれ違う

絵具は材料によって固まり方が違います。

固まり方によっての表情の違いも生まれてきます。


水分が蒸発して固まるもの
水彩絵具
アクリル絵具

蒸発と化学反応で固まるもの
テンペラ絵具

化学反応で固まるもの
油絵具
アルキド絵具

固まり方で見た目が変わる


化学反応で固まる油絵具や、アルキド絵具は
体積が変わらず、厚塗りしたところは絵具が盛り上がったまま乾燥していきます。

比べて水分が蒸発して乾燥する、水彩絵具やアクリル絵具は
いくら厚塗りしても乾燥するさいに水分が抜けていくので

しぼんで体積が減ってしまいます。

アクリル絵具には各種のメディウムを使うことでしぼむことを抑えたり
調整することができますよ。

油絵具・アクリル絵具
盛り上がったまま乾燥する

水彩・アクリル
しぼんで薄くなる

さいごに

絵具の種類をみてきました。

多くの絵具がありますが、
ポピュラーな絵具

水彩絵具
アクリル絵具

の2つが多く出回っています。
水で溶いて描けるので比較的簡単にはじめられますよ。

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