500円とは思えない内容 アンドリュー・ワイエス展をみた話

こんにちは、画家の一瀬大智です。
先日まで行われていた 美術愛住館のアンドリュー・ワイエス展をご紹介します。

東京は四谷三丁目に
2018年開館と設立間もない小さな美術館がある

美術愛住館

開館一周年を記念して3.19~5.19までの期間中、アメリカを代表する巨匠として名高いアンドリュー・ワイエスの展覧会が開催された

美術愛住館とは


一般財団法人堺屋記念財団理事長の理事長である

堺屋太一氏と洋画家の妻、池口史子氏が


20年暮らしたビルを改装した美術館。

どんな作品が展示されていた?

アンドリュー・ワイエスが残した作品のなかでも「クリスティーナの世界」のスケッチなどを中心としたオルソンハウスに関する水彩画が約40点展示されていた。


ワイエスはオルソン家の2階に間借りしオルソンハウスに関する作品を多く書き残した。

作品をみて


大学在学中にアンドリュー・ワイエスを知ってから画集を多くみていたが、実際の作品を多く目にすることはいままでなかった。

美術館はさほど広くない空間1. 2階を使って約40点の作品を展示していた。

オルソンハウスに住む
小児麻痺で身体の自由が効かない姉のクリスティーナ

寡黙で絵にうつりたがらない弟のアルヴァロ

ひっそりと暮らす二人の家に住み着いたワイエスの
息づかいや空気がとても伝わってくる。


画集から拾うイメージのなかのワイエスは
とても几帳面で荒々しいところなどなく、
線も定規でひいたようにきっちりしたものだと思っていた。


しかしそのイメージはがらっと愛住館の作品をみて変わることとなった。

鉛筆の線はふるえ、スケッチでは荒々しくコンテの黒い線がのっている。

水彩は絵具が飛び散り光を表現するため強くひっかいたあとが残っていた。

いままでのイメージは小さな画集から拾える
一部のイメージとテンペラの作品における、精緻な筆致から感じるものだった。

これまでもっていたイメージとは違う
荒々しいワイエスの1面をみれたことをとても嬉しく思いながら
小さな美術館をあとにした。

美術愛住美術館の情報

所在地
〒160-0005
東京都新宿区愛住町2-5

アクセス
電車
東京メトロ丸の内線「四谷三丁目」駅2番出口徒歩3分
都営新宿線「曙橋」駅A1出口徒歩8分

美術愛住館のホームページはこちら

アンドリューワイエスの画集