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絵の具を使っているときの素朴な疑問を解消。
「灰色が使いたいけどちょうどいい絵の具がない。」
「いまある絵の具でなんとか灰色作れないかな?」
という疑問にお答えしていきます。
記事を読むことで灰色のいくつかの作り方を知ることができますよ。
10年近い絵の経験があり、個展なども経験している人がお伝えしますね。
ほかの色の作り方も知りたい人は下記もどうぞ。
>>【絵の参考に】色のつくりかた【記事まとめ】
目次
灰色を作るいくつかの方法

絵を描いているとき「灰色がほしい!」そんなときの混色の方法をお伝えします。
こんかいは1つに絞ってしまうと、必要な絵の具がないときに困ると思うので
いくつかの方法を記しておきます。
扱いやすい灰色の作り方、みつけてください。
1:ベーシックな黒と白を混ぜる
「一番簡単な方法を教えてほしい」
「手早く灰色を作りたい」
という時は黒と白を混ぜることで灰色を作る方法がオススメです。
黒と白の分量を変えることで色味のない灰色の明るさを変えることができますよ。
黒 + 白 = グレー
黒が強いグレー… 黒多め 白少なめ
白が強いグレー… 黒少なめ 白多め
といった具合なんですが、
黒の分量ですぐに色が変わってしまうので、
なれていない人は白ベースに少しずつ黒をいれて
好みの調子にすることをオススメします。
少し色味を足したい時
「色を感じないグレーではなく、
くすんだ色のグレーはできないの?」
そういう時はさきほどつくったグレーに少し色味をたします。
グレー + 赤 = 赤っぽいグレー
グレー + 青 = 青っぽいグレー
グレー + 黄 = 黄色っぽいグレー
上記の通りです。
簡単ですね。
2:黒と白を使いたくないとき

「黒と白のグレーでは私の絵にあわないんです」
「黒と白どちらかがない!」
なんて場合もあるかと思うので別の
灰色を作る方法をのせておきます。
①【色の仕組み】補色を混ぜると色味がなくなりグレーに
ここで少し、色の仕組みについて理解しておきたいと思います。
まず、色は数を増やして混ぜれば混ぜるほど色味が濁っていきます。
汚くなる、色味がなくなっていくといったイメージですかね。
色味を輪っかにした色相環というものがあるんですが、
その輪っかのなかで反対側の色のことを反対色、真反対の色なら補色といったりします。
反対の色に近くほど濁りが強くなるんですが、
いちばん反対の色、補色どうし【色味が離れた色】を混ぜることで、お互いの色味を抑えて結果灰色に近づきます。
たとえば
青とオレンジ
黄と紫
赤と緑
ですね。
ということで、
色味が対になっている色どうしを混ぜることで灰色に近い色味を作れます。
②三原色を混ぜてつくるグレー
また、反対の色でなくても[赤][青][黄]の三原色を混ぜることで色味のあせた灰色をつくることができます。
これはさきほどお伝えした「色は色数が増えるほど濁る」を利用した方法ですね。
同量の三原色を混ぜれば灰色に近い色味になります。
また、各色の分量を調節することで、
やや赤みがかった…
やや青みがかった…
やや黄がかった…
それぞれのグレーに近い色ができます。
黒白で明るさを調整する。
補色や三原色を利用してグレーだとそのままでは使えない明度だったりするので、
暗さ明るさを黒白で調節します。
黒白を混ぜることで明るさの度合いを変化させます。
明るくしたいときは白のみ
暗くしたいときは黒のみ
を混ぜるのも問題ありません。
混ぜれば混ぜるほど色はねむくなる?
色は混ぜれば混ぜるほどいいというわけではありません。
さきほどもお話したとおり、色数は増えれば増えるほど濁りますし、
混ぜすぎた色味はよく[ねぼけたような色味]と表現されます。
言葉通りどこかボケッとした、つかみどころのない鈍い色味になっていきます。
それを避けるために混色の際は多くても
三色~四色ていどにとどめるのをオススメしますよ。
さいごに
灰色のつくりかたをご紹介しました。
黒白をまぜる
補色をまぜる
三原色をまぜる
一口に灰色といってもいろんな色味の灰色があるので
狙った色をつくれるようにめげずに混色に挑戦してください。
あなたのイメージにあった灰色ができますように。
ちなみにグレーの絵の具も売っていたりするので
混色がどうしても苦手だ…手間に感じる……
という人はグレーの絵の具を利用するのもいいと思います。
こんかいは以上ですね。
ほかの色の作り方も知りたい人は下記もどうぞ。
>>【絵の参考に】色のつくりかた【記事まとめ】
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