【展示初心者】作品設置のときに気にするポイントまとめました【展示会・個展の参考に:平面作品】

 

展示会がもうすぐある!
いま設置中です!
…だけどどう設置していいかわかりません!!!


という時に気にしておきたいポイントをいくつかまとめました。

この記事を読んで頭の片隅にいれておくことで、作品の設置がいくらかすんなりいくかなと思いますよ。

かくいう僕は、年に10回程度展示会などをしています。
どんなもんやねんという人は略歴をみてください。

作品設置のポイント

ざくっとポイントだけ先においておきます。

①目線の高さを目安にする
②作品の真ん中・下部を揃えるなどルールを決める
③作品と作品の間隔にも気をまわす
④壁や床との水平・平行をあわせる
⑤ライトもかなり重要
⑥キャプションを貼るのはこの2つが便利

順に見ていきましょう。

①目線の高さを目安にする


作品を壁面にかけるときの高さのことですね。

平面作品であればワイヤーフックや釘にひっかけると思いますが、
高すぎると見るのがしんどいと言われやすいです。

男性は高めに置きがち。
小柄な女性が見た時も想定しつつ腰をかがめて見てみるといいと思います。

空間によって適切な高さは変わりますが、
わからなかったらとりあえず、135㎝程度目安ですかね。

②作品の真ん中で揃えるか、下部を揃えるかルールを決めておく


壁に作品を並べていくときになにか基準を設けておくと
並べたときにスッキリみえやすい & 作業が楽に進みます。

高さを真ん中揃えにする?下を揃える?など決めておくと
サイズがバラバラでも迷わずかけていけます。

もたもたしていると、気づけば数時間ということもあるので、設置に時間制限があればなおさら決めておきましょう。

③作品と作品の間隔にも気をまわす


作品と作品の間隔で大きく印象が変わります。

ゆったりスペースをとると上質な印象に
間隔を狭くするとにぎやかでポップな印象に

壁面の余白をみるのも大事ですね。
ただただ置くのと気にしながら置くのとでは見え方にんかなりの差がでます。

④壁や床との水平・平行をあわせるとキレイにみえる

 の展示のようす。


作品がゆがんで見えていると結構気持ち悪いもの。

あえてズラすのであればアリですが、そうでなければなるべく水平・平行はとっておくと違和感なくキレイに鑑賞できます。

水平器をつかってもいいし、精度はわかりませんが、スマホのアプリでも水平はかれますね。

慣れてくればある程度は目で分かるようになります。
…壁や床が歪んでいると水平・平行あわせてもずれて見えるので最後は目合わせです。

⑤ライトもかなり重要


ライティングによって作品の見え方や展示の雰囲気はかなり変わります。

ギャラリーによってはライトの位置も変えれたりするので、
気になる場合はギャラリーの方に動かしてもいいか確認してください。

⑥キャプションを貼るのはこの2つが便利


作品のタイトルや簡単な説明をのせたキャプション。

貼るのはテープを巻いたり、両面でもいいんですが、
僕がよく使うものを紹介しておきます。

ひっつき虫


文具メーカーコクヨがだしているひっつき虫。
練り消しのようなゴム状で小さな団子にしてペタッと貼り付けます。

コマンドタブ


マスキングテープなど粘着剤を多く取り扱う3Mがだしている、
カード状?の両面テープです。

なんども使える…というものではないですが、キレイにはがせるので
両面テープでベタベタになる…なんてことがないのが嬉しい。

サイズが S~L まであります。

ポイントを意識して展示がスムーズにいきますように。


いくつか展示をするさいに気にするポイントをあげてきました。
まずはここを意識すると、ただ置くだけよりも見栄えがするようになります。

上記が絶対のルール!といったわけではないので慣れてきたら柔軟に。

あなたの展示会がスムーズでいいものになりますように。