売れないと言われても画家・作り手の道を行く人へ


 



「画家は売れないと言われますが、絵の道に進もうと考えています。
じっさい動いている人に話が聞きたいです。」




…と過去の僕は思っていたので


活動をはじめて数年たった僕が
売れないと言われがちな、芸術家の道に進もうという過去の自分に


どんなことを気にしたらいいのかお伝えします。


同じような境遇で作る道に進もうという人は
最後までお付き合いください。

1:ここからも言われることは変わらない


最初にお伝えしておこうと思うのは、残念ながら「食えない」「売れない」などのネガティブな言葉は、実際に絵を描いて活動しはじめても変わりません。


悔しいですが。
大抵言っているのは直接は関わっていない人から、興味本位で言われたり、


いらない親切心でかけられることがほとんどです。


そういう言葉は基本的に間に受けず、突き進むほうがいいと考えています。

2:じっさい続けていく難易度は高い


はじめたばかりだと当たり前ですが、弱小個人絵描きなので難易度は高いです。



絵を描く技術以外にも、絵描きとして生活をしていくには、「売る」ことを考えていく。するといろんな要素が絡んでくるから難易度が高いんですね。


下記の記事でも書いたのですが活動を続けていくには

・つくる力
・伝える力
・管理する力



が必要だなぁと感じています。




もちろん全部ひとりでやっていく必要はなくて、
いいパートナーやギャラリーを見つけて「売る」パートは任せて描くか、そこも含めて活動していくか、どう選択していくかが問われます。

3:淡々と続ける


まわりに流されず、淡々と続けるところは続けることが必要です。



同世代は世に出ていくし、筆を折る人はやめていくし、



どんどん周囲の環境はかわっていきます。


そういう中でも、変わらずに作り続けること。


作るペースに波はあっても、自分のペースで淡々と作り続けてください。


4:人と会う


大学時代は大学の中にコミュニティがあり、そこで過ごしていればよかった。



けれど一歩外に出てみれば自分から動かないと人に会わないことがほとんどです。



自分でギャラリーを開いたり場所を持っていない限りは、何をするにしても他者に意識的に関わって活動していくことになります。



活動の幅を広げたり、応援してくれる人を見つける意味でも


意識して人と会うことも作ることと同様に必要な要素です。

5:新しい動きを試す


作品を制作することはそれぞれのペースで淡々と続ける。



あわせて、現代は年々インターネットの存在感が増してきたりIT技術の発展が目覚ましい時代。



動き方も従来の動き方とあわせて個人個人にあわせた動き方を模索して最適解を探せるようになってきました。



毎年毎年コンペにだして、個展をして。
もいいのですが、



同時に新しい現代に沿った動きも試すことが求められます。

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とはいえSNSで映えるインフルエンサーになれというわけではないので。
僕はリアルで活動したことを、ウェブ上にまとめてポートフォリオのようにしています。

6:パラレルに


2019年ごろから「副業解禁」や「複業」が言われるようになってきました。



絵描きに関しても、従来の絵を描いて販売すること。
含めて他に複数の柱をもっているパラレルキャリアが進むでしょう。



絵で「食う」にもちろんこだわってもいいのですが、あえて固執せずに、
複数の柱で土台をつくりながら活動を継続させていく方向が健全で動きやすいですね。


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