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こんにちは、絵描き(@daichiichinose1)です
こんかいは古くから使われている画材であるペンについて。
今では多くのペンが出回り、絵や筆記に使う人も多いけど、昔のペンはどんなものだったのか気になりませんか?
葦ペン
葦ペンとは植物の葦を利用してつくられたペン。
古代から使われている歴史の長いペンで葦の茎を加工して作るペンです。
インクの吸収が悪く、細いペン先を作るのは技量がいるようで、
使われた絵を見ると線は太く、短く途切れがちになるよう。
使うなら、この特徴をいかすことでエネルギッシュで力強い絵を生み出すことができますね。
羽根ペン
中世を舞台にした映画や劇ではよくでてくるのでイメージがわきやすい羽根ペン。
中世の間に葦ペンに代わって広く使用されるようになりました。
ガチョウ、白鳥、カラスなどの羽根を原料としています。
翼の先の方の羽根を使用し、軸先の脂肪分と取り除いたあとナイフで先端をととのえて作られており、
強弱や濃淡をつけながら長い線を描くことができるという利点から長らく使われ続けました。
金属ペン
金属でできたペンで現代にも使われているようなペンの先駆け。
古代ローマの時代から青銅のペンを用いたとされています。
その後16世紀には金製や銀製のペンが登場しました。
初期のペン先は硬くインクがサビがちでだったようで
18世紀末にようやく機能的な金属ペンが登場し19世紀半ばごろに大量生産がはじまったのでした。
19世紀末には現在のようにペンの内部にインクを内蔵したペンも実用化されました。
さいごに
葦ペン・羽根ペン・金属ペンの3種類を紹介しました。
今のボールペンなどとは違い昔から使われてきたペンは
という問題点がありましたが、金属ペンの登場、改良によって劇的に耐久性が上がり、ペン先をインクにつけるめんどくささが無くなったのでした。
現在使われているペンからは想像もできない不便さですね。
先人たちの苦労や歴史をおもいながら使ってみるとペンに愛着がますかもしれないですね。
個人的にはドイツのメーカーLAMYの万年筆がとてもカッコいいと思います。
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