小学校や中学で使い残したしばらく使っていなかった絵具って残っていたのを見つけた!
ということたまにありますよね。そんなとき思うのが、

絵具って使用期限や消費期限はあるの?
品質や変色はどうなの?
古くなった絵具のことで
お悩みのあなたにオススメの記事です。
こんかいは絵具の使用期限についてみていきましょう。
目次
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絵具に使用期限はない!

ホルベイン・マツダなど各メーカーは
絵具に使用期限などは設けていません。
また油絵具につかう油などの画用液も使用期限はないようです。
大きく変質していなければ使えるとのこと。
どんな状態なら使える?

変質していなければと言われても
どんな状態なら大丈夫なの?が気になるところ
各絵の具ごとにどんな状態ならまだ使えるものなのか
絵の具ごとにみていきましょう。
アクリル絵具・油絵具
油絵具とアクリル絵具は
チューブ内で固まっていなければ基本的に使うことができます。
メディウムと分離しているかもしれませんが、
再び混ぜ合わせれば問題ありません。
分離していると絵の具を出した時に透明の液体だけがブチューっとでてきます。
透明水彩・不透明水彩などの水彩絵具
固まっていても削ったり
溶かしたりすることで使うことができます。
チューブ内で固まっていてもチューブを切り開いて
固形水彩のように使い続けることができます。
保存はラップで包んでおいておけば大丈夫でしょう。
古い絵具はチューブに使われている金属と反応してチューブ内で変色していることがあります。
絵の具はどのぐらい使えるの?使用期限は?

KUSAKABEホームページ
食品のような一定の使用期限はありません。保管条件さえよければ、30年くらいは使えます。一方、条件が悪ければ早いうちに固まって使えなくなってしまいます。保管の条件とは絵具を空気から隔絶することです。開封後の品質は個人の責任において管理してください
保管状態によって大きく使える期間が変わります。
空気に触れる状態で置いておくと、1年も経たずに固まってしまうでしょう。
密封されていたかどうかで昔のものが使えるかも変わってきますよ。
実際に持っている絵の具も開けてふたがゆるかったものは半年ほどで固まっていますが、
封をあけていないものは数年置いていますが、固まっておらず使える状態です。
油などの画用液は?
画用液は開封前と開封後でつかえる期間が大きくかわります。
保存するときもビンの中の空気の容積はふえていくので
空気にふれることで酸化して劣化する性質があるテレピンなどの画用液や、
速乾性のペインティングオイルなどの空気の影響をうけやすいものは、
使うたびに劣化がすすんでいきます。
中栓のキャップは捨てずにつけたままのほうが保存がきくようです。
自分の使う量を考えて、必要以上に大きなものを買うことを避けたほうがいいでしょう。
さいごに
絵具には基本的に使用期限がないことがわかりました。
とはいえど、保存状況や固まっているかどうかで使えるかはかわります。
アクリル絵具・油絵具
チューブ内で固まっていなければ使用することできる。
水彩絵具
固まっていても
削ったり水に溶くことで使用することができる。
画用液
空気の影響を受けやすい
揮発性、速乾性のものなどはなるべく早く使う。
絵具や画用液の使用期限はきほんてきになく
10年以上たっていても保存状態がよければ使える。