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絵の具にはさまざまな種類や色がありますが、
なにからできているのでしょうか?
絵の具ってなにからできているの?
種類いろいろあるけどなにが違うの?
そんな方にのぞいてほしい内容です。
なにげなく使っている絵の具の成分や原料についてみてみましょう。
>>あわせて読みたい:絵の具の種類って何があるの?主な絵の具一覧
絵の具は主に2つの成分でできている
顔料(ピグメント) + 固着材(メディウム) = 絵の具
絵の具の成分は主に
色のもとである顔料と紙やキャンバスに顔料を貼り付ける固着材でできています。
たいがいは顔料と固着材のほかに、やわらかさを調節する増粘剤や混ざり具合を安定させる混合剤が入っています。
固着材が変わると名前が変わる
多くの種類の絵の具が市販されていますが、何が違うかというと固着材が違うんです。
主に売られている絵の具には下の3つの固着材が使われています。
水溶性樹脂が使われている絵の具
水に溶かして使えるタイプの絵の具は
水溶性の樹脂が使われているものが主です。
顔料と固着材の比率や、他の添加物で種類が変わってきます。
透明水彩
紙の色味や風合い、下の絵の具を生かして透明な表現をして描いていくのが強みの透明水彩です。
逆にベタッとした表現には向きません。
不透明水彩
下の色を覆い隠すような不透明な絵の具が不透明水彩です。
乾いても水溶性なので水で溶かすことが容易です。
いまは下にもでてくる速乾、耐水性のアクリルガッシュのほうが多く出回っています。
ポスターカラー
学生時代に授業で使ったことがある人も多い絵の具。
ポスターやアニメーションなどに使われる絵の具で、安価で多く入っているのが特徴。
不透明水彩とおなじくベタッとした色面が塗りやすい。
合成樹脂エマルジョンが使われている絵の具
アクリル絵具といわれている種類の絵の具がこれにあたります。
水溶性絵の具との大きな違いは乾くまでは水溶性なのですが、
一度乾いてしまえば耐水性の塗膜ができます。
アクリル絵の具
水を多く含ませると透明水彩のように透明に
絵の具そのままで使うと油絵のようにタッチを生かした表現に使えるのがアクリル絵の具
>>人気記事:【安い・大容量】学生や駆け出しアーティストに優しい!大容量アクリル絵の具【おすすめ】
アクリルガッシュ
マットで均一な塗りに向いているのがアクリルガッシュ
広くい面をムラなくぬることができる
アクリル系ポスターカラー
多くの量をアクリル絵の具で使いたいときに便利
乾性油が使われている絵の具
時間が経過すると固まる性質の油をつかった絵の具です。
油絵具として普及しているものが乾性油を使ったものになります。
油絵の具
他の絵の具に比べて歴史が古いながらも根強い人気をほこるのが油絵の具
美術館に飾られているような昔の絵はこの絵の具を使われていることが多い
顔料はどんな種類があるの?
顔料の成り立ち
むかしは石や土を細かく砕いたり、
植物を煮出したりしてとれるものを顔料として使っていました。
そのご、顔料が人の手によって合成して作られるようになりました。
今では石油などを原料とした顔料が開発されたり
どんどんと色数が増えていきました。
現在も天然のものを使った絵の具もありますが、
多くは化合物に置き換えられています。
顔料の種類
石や土をからとったものを無機顔料
植物からとれるものを有機顔料
合成したものは合成無機顔料、合成有機顔料
と分けることができます。
現代に入ってからもどんどん合成顔料がでてきています。
今後も絵の具の種類は増えていくでしょう。
さいごに
固着材が変わると絵の具の種類が変わるということがわかりましたね。
絵の具のチューブにはメーカーによっては成分や顔料の種類が書いているものもあります。
チューブを確認しながら買ったりすると
この絵の具は顔料が混ぜてあるのか!
や
この色とこの色は同じ顔料!
などなど色々な発見があるかもしれませんよ。
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