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アクリル絵の具と水彩絵の具の違いってなに?

こんにちは、絵描きの一瀬大智(@daichiichinose1)です。

アクリル絵の具と水彩絵の具…なんとなく使っているけど違いがいまいち分かっていません…

というあなたにオススメの記事です。

アクリル絵の具と水彩絵の具の違い

アクリル絵の具と水彩絵の具の違いってなんでしょう。

  • 絵の具の材料
  • 乾く速さ
  • 乾いた後のこと
  • 描ける素材のこと
  • 表現のこと


などの面からみてみましょう

絵の具の材料

絵の具の材料の違いからみてみましょう。

アクリル絵の具

色の粉 + アクリルエマルション

アクリル絵の具は顔料という色の粉と、アクリルエマルションという素材からできています。
アクリルエマルションとはアクリル樹脂を水に乳化(マヨネーズ状)にしたものです。

水彩絵の具

色の粉 + アラビアゴム

水彩絵の具の多くは色の粉とアラビアゴムという素材からできています。
アラビアゴムは水を含ませるとゼラチン状になりますが普段は固形になっています。

色の粉が使われているのは同じです。
粉に+何を混ぜるかで絵の具の種類が変わります。

また、混ぜた材料の性質で絵の具の特徴が大きく変わってきます。


アクリル絵の具と水彩絵具の材料

アクリル絵の具 = 色の粉 + アクリルエマルション
水彩絵の具 = 色の粉 + アラビアゴム

乾く速さ

アクリル絵の具と水彩絵の具の材料の違いについて見ました。
材料が違うと、絵の具の乾く速さにも差がでてきます。

アクリル絵の具

アクリル絵の具はとても乾きが早く
薄くぬったものは15分程度で乾燥します。

水彩絵の具

水彩絵の具は描く際に、水が多くふくまれているほど乾くのが遅いです。

乾いた後が違う

絵の具が乾いたあとの性質も絵の具によって差がでてきます。

アクリル絵の具

乾くと耐水性で、
上にどんどんと重ねていくことができます。

水彩絵の具

乾いても水溶性
重ね塗りするときは下の色が動かないように気にする必要があります。
絵の具を落とす(洗う)という表現ができるともいえます。

描ける素材が違う

絵の具によって描ける素材にもかなりの違いがあります。

アクリル絵の具

紙のほかに、木や布など多くのものに塗ることができます。

メディウムをつかえばガラスや金属にも塗布することも

布用のメディウム↓

水彩絵の具

基本的には紙に描くことを想定されています。
専用の用紙(水彩紙など)に描くことでとても鮮やかにしあがります。

表現の幅が違う

絵の具によって表現も幅がかわります。

アクリル絵の具

水彩のように透明感のある表現から
油絵のようにゴツっとした表現まで

水彩絵の具

透明水彩→紙の白を活かした透明感のある鮮やかな表現

不透明水彩→マットで均一な表現

アクリル絵の具を使えば色々な表現ができますね。