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油つぼってどう使うの?はじめての油絵

こんにちは、当ブログ(トロイの絵筆)を運営している絵描きの一瀬大智(@daichiichinose1)です

名前のとおり油を入れればいいんだろうけど
どう使えばいいの?なにか注意点は?


油絵具の基本セットを買ったらついてくる油つぼ。

初めてだとどう使うか見当もつかない道具だと思います。

一瀬も学生の時にはじめて油絵を触った時は使い方や利用法がわからず困惑した思い出があります。

油つぼの使い方とお手入れをみていきましょう。

油つぼってどんなもの?


油つぼは絵を描くときに使う油を手もとにおいて利用しやすいようにしておく小さなつぼ。

金属製のものや、プラスチック製のものが多く、

つぼのそこ面についているクリップでパレットに取り付けてつかいます。

油絵初心者の方はこちらも参考にどうぞ▼
>>参考:油絵の具の特徴とメリットデメリット

・とき油をいれる小さなつぼ
・金属製やプラスチック製がある
・パレットに取り付けてつかう

金属製の油つぼ▼

プラスチック製の油つぼ▼

油つぼってどうつかう?


油つぼは絵を描いている最中に、油がすぐ使えるように

油つぼについているクリップでパレットにはさんで固定します。

1つ口のものは油つぼの中で油を混ぜる。

2つ口のものは片方は揮発性(テレピンなど)の油、片方は乾性油(ペインティングオイル)を混ぜたものを分けて入れると使いやすい。

⑴斜めにしたときにこぼれてしまうので、油は半分ぐらいを目安に入れすぎなように

⑵汚れた油を使うと絵具がにごる原因になってしまいます。

⑶密封性がないものも多く油をいれたまま持ち運ぶのはあまりオススメしません。


油つぼは屋外でのスケッチなどにはとても便利ですが、

屋内で絵を描く時に机や台があってパレットを持つ必要がないときは

陶器製の皿などを油つぼがわりに使うのが個人的にはオススメします。


▼こういうお皿を使っています

油の中身を変えていく

⑴下書きはテレピンやペトロールといった溶き油(揮発性油)

⑵完成に向かうにつれて少しずつペインティングオイルを混ぜていく。


油絵は書き進むにつれて油を増やしていくのがセオリーの描き方、

終わりにかけて乾性油が増えていくと丈夫で長持ちな作品に仕上がるんです。

油つぼのなかで2つの油を混ぜて使っていきます。

▼油の使い方についてはこちらもどうぞ▼

>>油絵をはじめたい人へ、2種類の油ではじめよう!
>>油絵具の油ってどう使うの?画用液の基本的な使い方

▼溶き油のターペンタイン

▼ペンチングオイル

お手入れ


油は基本的に出したその日に使い切り、使いきれないぶんは破棄しましょう。

使い終わったあとはペトロールか油性のブラシクリーナーで拭き取ってキレイにしておきます。

拭き取りには新聞紙かボロ布を使うのが便利です。

筆を洗うさいに一緒にお手入れしておきましょう。
油絵の筆の洗い方も気になる方はどうぞ。

どうしても油がもったいなくて残しておきたい!という場合は口まわりの絵具や油をふきとってしっかりフタを。

ながく置いておくと油が固まってフタがとれなくなってしまう。

※油は排水溝にはながせません!小さな袋のなかに新聞紙やいらない紙をいれて、口を締めて燃えるゴミへ!

さいごに


油絵具の基本セットについている油つぼについてみていきました。

パレットに固定して使えるので、野外で絵を描くときはとても便利な道具です。

屋内で使うのももちろん問題ありません。

よい油絵ライフをお過ごしください。