画家志望に「画家は食えないよね」という言葉はなぜでてくるのか

こんにちは、散歩する絵描きの一瀬大智です。


「駆け出し絵描きです。『画家です』と名乗ると『何で食ってるんですか?』『食えないですよね』って言われて困ります。」



こういうセリフ、言われますよね。
「ハハ」と笑ってごまかすのも苦しいし、なんなんだろうと。


よく言われて困っている、気になっている駆け出し絵描きは、どうしてか一緒に考えてみましょう。

なぜ言われるのか?


どうして絵描きを目指している本人の前でわざわざ「何で食っているの?」「画家って食えないよね」っと言ってくる人がいるのか。言いがちなのか。



多くの画家志望者が言われてきた言葉だと思います。

これまでは1つの職種で稼ぎを得ることがあたりまえだった。


少し前までは、終身雇用制度で世の中がまわっていたように、共通認識として1つの職種で稼ぎを得ていることが正義の時代でした。



なので、画家も「画家」という1つの職種で稼ぎを得ていることが成功であり、正義とみなされていたので、引き続きいまも言われるわけです。


これまでは「食う」=働くだった。


日本がなにもない0のスタート地点から、高度経済成長でいかにものを増やすか、物理的に豊かにしていくかを右向け右で目指していました。



「食う」ことが当たり前ではなかったころからはじまった思想が脈々と続いていて、「働くこと=食うため」の認識が引き継がれています。

選択肢が増えている


1つの職種だけで働いているという発想から、いくつもの選択肢のなかから複数選ぶということが当たり前になってきました。



あわせて物を増やして豊かにするのもいったん落ち着いて



「食う」や豊かにすることに固執しなくても、多くを必要としなければ暮らせるようこちらも選択肢が増えました。

画家も複業が当たり前になる


職種は1人につき1つだけという考えから、複数の選択肢が並存することになっていきます。



画家も画家一本でやる



それも、もちろん夢はありますが



あまり得策とはいえなくなってくるでしょう。
不景気や環境の波にのまれればひとたまりもないからですね。

複数の活動を横断する


画家業をしながら複数の活動を横断する。



「絵」を作品だけではなく意味を広げていくと
壁画や本の装幀、先生や塾講師、イラストレーターやデザイナー
いくつにも広げることができます。



それでも中には、絵だけで食っているから「画家」なんて言う人もいます。

絵で食うに固執することはない

絵で食うを自分の目標だ。としている方は食うを意識すればいいと思います。


絵で食うとなればもちろん絵を売ることになる。
売るために思う絵でなくても描くこともでてくるでしょう。
制作ペースも速くしなければ数はだせません。



絵だけで食うを意識しすぎると、自分の大切にしている部分が抜け落ちるという人もでてくる。



全員が全員固執することはないのです。

「画家は食えないよね」を気にすることもない

画家が売れる人が少数で、食えないというのは事実かもしれませんが、


だからといって

食うに必要以上にとらわれすぎなくてもいいし、
絵だけで食うを思いすぎなくてもいいんじゃないかと考えます。


意識しすぎて動けなくなることも多々あるでしょう。
悩んで行動が止まるよりも、



「画家は食えないよね」に対しては軽く流しつつ
自分のペースをつくっていけばいいです。